【体験談】17歳のイタグレが教えてくれたシニア犬との暮らしの変化5つ|白内障・介護・食事のリアル

イタグレのいる暮らし
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🐾 17歳になったイタグレシニアさんと暮らして思うこと

イタグレとの暮らしは、軽やかで元気で、少し不器用で、でも本当に愛おしい日々。でも可愛いイタリアングレーハウンドとの生活もいつかは徐々に変わっていきます。
最初は元気で可愛いスタイリッシュなイタグレちゃんたち、最近では人気も徐々に出始めていますが、必ず老いがきます。
そして気づけば、🎂我が家のイタグレ「みるくちゃん」は17歳🍰になりました。

年齢だけ見れば「とても高齢」と思われるかもしれません。
でも、今も毎日ちゃんと私の匂いを感じ取り、声に反応し、少しずつゆっくりと、みるくちゃんのペースで生きてくれています。

この記事では、17歳という年齢になるまでに感じた変化や、日々のケアで気づいたことを記録として残したいと思います。
これからシニア期を迎えるイタグレさんと暮らす方に、またこれからイタリアングレーハウンドを飼ってみたいなと思っている方の参考に少しでなれば幸いです。

 

 

【イタグレがシニアになって変わったこと】1. 目が見えなくなった(白内障・水晶体脱臼)

目がくりっとして可愛いイタグレちゃんたちですが、イタリアングレーハウンドは遺伝的に白内障などになりやすいといわれています。
実際に私が初めて飼った子も白内障になりましたし、みるくちゃんも白内障になりました。

オリちゃんはまだ若いのでわかりませんが、今の所これまで飼っているイタグレちゃん(おりとみるく含む)4匹中2匹は白内障になりました。

みるくちゃんは10歳ごろから白内障の兆候があり、14〜15歳にはほとんど見えなくなりました。さらに水晶体脱臼も発症。
費用や年齢のことも考えて手術はしなかったけれど、匂いだけで私が“ママ”だとわかるみたいで、それだけで幸せを感じます。

ただ目が見えなくなるということは、生活している部屋をなるべく目の見えない愛犬でも生活しやすいように工夫してあげたり、ぶつかっても痛くないように工夫してあげる必要があります。


【イタグレがシニアになって変わったこと】2. 固形フードが食べられなくなった(歯の衰え)

みるくちゃんは昔から噛む系のおやつが好きだたのでこの年まで歯は比較的健康的に残っておりますが、いつからかカリカリを残すようになり、今ではウェットフードのみに。
おやつも大きすぎたり硬すぎるのはもう食べなくなりました。最近では半分の大きさにしてあげたりなるべく柔らかめのおやつをあげるようにしています。

以前はなんでも美味しそうに食べてくれていたのを考えるととっても悲しいですが、なるべく水分もとって欲しいこともありますしウェットフードの方がよく食べてくれるので最近ではずっとウェットフードを与えています。体調を崩した時なんかはご飯・胸肉で作ったお粥みたいなものをあげることが多いです。

イタグレさんはお口も小さく歯磨きも少ししにくいので、イタグレパピー時代から歯の健康をなるべく保てるようサポートしてあげてください。

イタグレさん向けおすすめ噛む系おやつやイタグレさんの歯磨きの仕方などもまとめているのでぜひ読んでみてください

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【イタグレがシニアになって変わったこと】3. 脱水症状が出るようになった(水を飲まなくなった)

シニアイタグレみるくちゃん気づけば水をほとんど自主的に飲まなくなり、ある日検査で軽い脱水症状と腎機能低下が見つかりました。

獣医さんには皮下点滴をお勧めされたため今は毎朝晩、皮下点滴を行っていています。正直大変ですし、痛そうな声を聞くととっても悲しくなりますが、毎日皮下点滴を続けているおかげで血液検査の数値も安定。やっぱりやっていてよかったんだと思えています。
最初は怖かったけれど、「続けてよかった」と心から思えるケアのひとつです。

正直シニア犬や猫ちゃんにはありがちな症状なので、これまでの育て方が悪かったとかは全くないと思います。
定期的に獣医さんに健康診断をしてもらいないがら二人三脚でうまくサポートしてあげてください

今度皮下点滴のやり方を動画にまとめようと思っているのでぜひお楽しみに!


【イタグレがシニアになって変わったこと】4. 歩くスピードが遅くなり、よく転ぶように

16歳後半あたりから、ふらつき・転倒が増えました
絨毯や滑り止めマットを敷いてはいるけれど、それでもヨロヨロ…。イタリアングレーハウンドは基本的に活発でお散歩や遊ぶのが大好きです。

実際みるくちゃんも13歳くらいまではトイレットペーパーの芯で遊んでいたりしてました(小さい頃から何故かトイレットペーパーの芯が好きというとってもコスパのいいみるくちゃん笑)。


今は焦らず、歩調を合わせてゆっくり彼女のペースに合わせるようにしています。

ただし大変なのは我が家のように多頭飼いをしていて年齢差・体力差がある場合。我が家は5歳のイタグレおりちゃんと17歳のイタグレおりちゃんと生活しているため、なかなかお散歩が大変です。

以下の記事にも紹介はしておりますが、そんな時に大活躍するのがペット用バギーやペット用リュックです。

みるくちゃんの歩調に合わせて15分くらいのんびり歩いたらみるくちゃんをペット用カートに乗せて、次はおりちゃんの歩きたい早めのスピードで30-45分ほど。
そのあと残り10-15分ほどをみるくちゃんの歩調に合わせて歩いてあげるといった形で最近はお散歩をしています。

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我が家で使っているのはピッコロカーネのカート。余裕で二匹のイタグレ乗れます。


【イタグレがシニアになって変わったこと】5. トイレがうまくできなくなった

シニア犬の足腰が弱くなると、トイレをする際の姿勢がうまくとれなくなってきます。

我が家の場合間に合わなくなるということはあまりないのですが、うまく出ずにシニアイタグレみるくちゃんがとっても気持ち悪そうにしていることが多くなりました。

実際に、1日に何回もトイレを試みるが出ないということが増えました。

最近気が付いたのが、外の方が踏ん張りやすいということ。そわそわしている時は外に10−15分でもいいから連れ出すようにしています。

重要なのはシニア犬にとってどのような環境がより快適かということだと思います。それを見つけるまでには少し時間がかかるかもしれませんが、それを見つけてあげてなるべく幸せに過ごせますように。

💬 「愛犬イタグレ17歳の今」を受け入れて暮らすということ

みるくちゃんは、17歳になった今も、ちゃんと“今の自分なり”に生きてくれています。

昔のように走ることはできないし、目も見えない。
だけど、私の匂いを感じて寄ってきてくれるだけで、十分すぎるほど嬉しい
日々の変化に戸惑うことも老犬介護って大変だなって思うこと(特に我が家はほとんどワンオペなので)あるけれど、“今日も一緒にいられる”という幸せの方がずっと大きいです。
あと何年一緒に過ごせるのかわからない。もちろんそれは若いイタグレさんたちに取ってもそうなのですが、シニアになればなるほどその気持ちは大きくなる一方です。

犬との暮らしは、元気いっぱいの時間だけじゃなくて、こうしてゆっくり穏やかに過ごす時間もまた、
かけがえのない、深い愛情を育む時間なのかもしれません。

これから老犬と暮らしていく方にとって、この記事が少しでも前向きな気持ちにつながれば嬉しいです。

イタグレシニアとの暮らしに役立つおすすめグッズ8選も書いているので参考にしてください:

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