イタリアングレーハウンド(イタグレ)は、スリムな体としなやかな動き、美しいシルエットが特徴的な犬種。でもその反面、「首が細くて抜けやすい」「気管が弱い」「体が柔らかくてクネクネ動く」といった“首輪選びが難しい要素”もたくさん持っています。
このブログでは、イタグレと一緒に暮らしている筆者が実体験をもとに、イタグレにおすすめの首輪を厳選して紹介していきます。
獣医師やドッグトレーナーではありませんので、健康や行動に関する詳しい判断は専門家へ相談をお願いします。ただ、同じように悩んだ飼い主さんの参考になるよう、**「うちの子で実際に試してよかったもの」**を中心にご紹介します。
まずは、なぜイタグレに特別な首輪選びが必要なのか、その理由を3つに分けてお伝えします。
イタグレの首輪選びが重要な理由3つ
まずはじめになぜイタグレへは特別な首輪が必要なのかのお話をしていきたいと思います。
イタグレ首輪選びが重要な理由① 気管虚脱
気管虚脱とは
気管が本来の強度を失って押しつぶされたような形に変形し、呼吸に障害を起こす病気です。小型犬に多い疾患で、中高齢の犬に多くみられますが、若齢の犬でもみられます。
https://www.anicom-sompo.co.jp/doubutsu_pedia/node/895
症状
- 乾いた咳
- 呼吸困難
- ガチョウやアヒルような鳴き声のような音が鳴る
上記症状が愛犬にみられる場合気管虚脱になっている可能性があるため病院での診断がお勧めされます。
原因
気管虚脱になる原因はいくつか考えられ、主な原因としては遺伝が影響されていると言われているようです。
一方で愛犬の生活環境によっては、遺伝でなくても気管虚脱発症の原因となるとも考えられています。その生活環境など物理的要因の一つと考えられているのが細い首輪です。
愛犬との散歩時に体重が細い首輪に集中することで気管支を潰してしまうことにより気管虚脱になるとも言われています。
イタグレは首が細いのでなるべく健康にこだわった首輪選びをするのがお勧めです。
イタグレ首輪選びが重要な理由② イタグレの首が細くて抜けやすい
古来より絵画で描かれてきたイタリアングレーハウンドは、見た目通り首が細長く美しいシルエットを持つわんちゃんです。
残念ながらそれが原因で通常の首輪だとスルッと抜け脱走や事故に繋がってしまう可能性があります。特に子犬の場合は頭も小さく抜けやすいので首輪選びは慎重にする必要があります。
イタグレ首輪選びが重要な理由③ イタグレは体が柔軟で抜けやすい
これは筆者の個人的な感想ですが、イタグレちゃんって蛇のように体をクネクネとさせます。
(最低限うちの子たちはクネクネです・・・)
クネクネして引っ張られたりすると首輪が外れやすく、そういうタイプのイタグレには普通の首輪よりも少し幅のあるハーフチョークやしっかり支えて抜けにくいハーネスなどがお勧めとなってきます。
それでは早速おすすめな首輪をご紹介していきましょう
イタグレにお勧めな首輪3種類
お散歩慣れするまではハーネスがおすすめです。ただしハーネスを使いすぎることによって引っ張り癖に繋がる可能性もありますので、徐々にハーフチョークなど首輪に変えていきトレーニングをすることもお勧めです。
イタグレにお勧めな首輪① ハーネス
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我が家では11ヶ月くらいまで犬用ハーネス 小型犬 中型犬 【ペルロスハーネスペルロスハーネス S(PA15)サイズ】獣医師推奨 気管虚脱 脇擦れ対策 簡単装着 抜けにくい サイズ調整 おしゃれ イタリア製に似たハキハナハーネスを利用していました。
ハキハナハーネスの進化系はペルロスハーネスのようです
うちのolichanはとても臆病で車や電車などの大きな音でパニックになる傾向があり、最初からハーネスを探していました。
その中でも獣医さんと共同開発されたペルロスハーネスペルロスハーネス やハキハナハーネスは首や気管に負担がかかりにくく、獣医さんやドッグトレーナー推奨と言われているペルロスハーネスペルロスハーネス のようなハキハナハーネスを選択しました。
電車や車の騒音で我が家のイタグレがパニック状態になってもしっかり支えて脱走・逃走を防ぐことができました。
ちなみに可愛らしい色がたくさんあり選ぶのが大変でしたが、我が家ではターコイズXSサイズを選択しました。
イタグレさんそれぞれによって成長のスピードが違うので一概には言えませんが、
我が家ではXSサイズだと、3~4ヶ月くらいの時だと一番キツくしてちょっと余裕があり洋服を着せてあげるとちょうど良いサイズ感でした。11ヶ月目(4kg前後)くらいで一番緩くしてぴったり〜ぱつぱつの感じになってました。
イタグレにお勧めな首輪② ハーフチョーク
首輪や洋服を身に着けるのが苦手なイタグレにおすすめなのが“ハーフチョークタイプの首輪”です。
ハーフチョークは頭からすぽっと被せるだけで装着できるので、毎日の着脱がとてもスムーズ。敏感なイタグレにとってストレスになりにくく、飼い主にとっても扱いやすい首輪として人気があります。リードを引いたときだけ優しく締まる構造になっており、ふだんはゆったりと首にフィットしているため、見た目にもスマートです。
ただし、引っ張り癖が強い子や、散歩中にテンションが上がりやすい子には注意が必要です。場合によっては、首に強い力がかかりやすくなるため、ハーネスを併用したり、トレーニングと合わせて使うのがおすすめです。
愛犬の性格や運動量に合わせて、安全に使えるよう調整することが大切です。使用に不安がある場合は、ドッグトレーナーや獣医師に相談して、最適な選び方・使い方をアドバイスしてもらうと安心です。
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イタグレにお勧めな首輪③ 太めの首輪
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現在、我が家ではお散歩トレーニング中のイタグレに“太めの首輪”を使用しています。
というのも、以前はハーネスを使っていたのですが、ハーネスは首や気管への負担が少ない一方で、引っ張り癖があるイタグレにとっては、逆にコントロールがしづらくなると感じたからです。
実際、うちのイタグレ「olichan」は、パピーとは思えないくらいの力でグイグイ引っ張るタイプ。ハーネスだと余計に引っ張りがちで、飼い主側も負担が大きくなっていました。
そこで試しに幅のあるしっかりした首輪(太めタイプ)に変えてみたところ、驚くほど引っ張らなくなり、散歩中の歩き方もスムーズに。もちろん首に負担がかからないように注意しつつ使っていますが、体への圧力が分散されるのか、本人も落ち着いて歩いてくれるようになりました。
将来的には、散歩トレーニングが完全に定着したタイミングで、またハーネスに戻すかもしれません。でも今のうちは、引っ張り癖改善やリードコントロールのしやすさを考えて、イタグレには太めの首輪が頼れる選択肢だと感じています。
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おまけ:散歩トレーニング向け首輪
日本の職人技とアメリカの素材
アメリカ政府認定工場で作られた本場アメリカ製のパラコードのみを使用し、丁寧で細やかな日本の伝統技とコラボしたこだわりのアイテムです。
犬のリード 【アメリカの素材と日本の職人技】パラシュートコードでできたペット用リード 犬 ペット リード 首輪 パラコード リーシュ 散歩 犬用 リード カジュアル おしゃれ カラフル ファッションリード 大型犬 小型犬 中型犬 カラー 訓練 トレーニング
最後におまけとして、**散歩トレーニング中のイタグレにおすすめしたい首輪(リード一体型)**をご紹介します。こちらはイタグレ専用ではありませんが、細身で繊細なイタグレにも使える工夫がしやすい一品です。
紹介するのは、パラコード素材でできたチョークタイプの首輪付きリード。アメリカのパラシュートコードを使用しており、軽量かつ丈夫で、力が強い子や引っ張り癖のある子にも安心です。チョークタイプなので、トレーニング中にうっかり首輪が抜けてしまう心配も減らせます。
ただし、コードがやや細めなので、イタグレに使用する際は締め付けすぎに注意し、長時間の着用は避けるなど配慮が必要です。
カラー展開も豊富で、選ぶ楽しさもあり、おしゃれ感を大切にしたい飼い主さんにもぴったり。お散歩デビューやトレーニングをこれから始めるイタグレの飼い主さんにぜひ試してほしい、おすすめのトレーニング首輪です。
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