はじめに:犬を飼うということ、それは“老犬介護”も含まれています
イタグレ(イタリアングレーハウンド)はスリムで元気いっぱいな印象がありますが、歳を重ねると体力や行動にも変化が出てきます。私自身、生まれた時からイタグレと生活してきて私がワンオペで老犬介護をするのはみるくちゃんが初めてです。可愛い盛りのパピー時代から、走り回る成犬時代、そして今、17歳になった愛犬“みるくちゃん”と過ごす毎日に向き合っています。

正直なところ——老犬介護は、思っていた以上に大変です。夜中・明け方にシニアイタグレみるくちゃん転倒した音で目が覚めなかなか質の高い睡眠を確保できなかったり、ペットシッターさんを雇いたくても皮下点滴までできる人は少ないなど・・・初めて転倒しているのを見た時はショックでした・・・
トイレの失敗、転倒、皮下点滴、温度調整の難しさ…。体が思うように動かない姿を見るのはつらい。でも、「少しでも快適に、穏やかに過ごしてほしい」と思って、我が家ではいろいろな便利グッズを取り入れてきました。
この記事では、実際にシニアのイタグレと暮らしている筆者が本気で役立ったと思えるグッズを8つ紹介します。すべて実体験ベースなので、これから老犬期を迎える方にもきっとヒントになるはずです。
- 🐾 イタグレシニアにおすすめの老犬介護グッズ8選
- 1. 【イタグレシニアにおすすめの老犬介護グッズ】ケージ(就寝・留守番・食事管理に)
- 2. 【イタグレシニアにおすすめの老犬介護グッズ】大量の毛布(保温&洗い替え&衝撃吸収に)
- 3. 【イタグレシニアにおすすめの老犬介護グッズ】大きめのトイレシート(滑りにくく失敗防止)
- 4. 【イタグレシニアにおすすめの老犬介護グッズ】トイレシートの下に敷くマット(転倒防止)
- 5. 【イタグレシニアにおすすめの老犬介護グッズ】トイレシート固定クリップ(ズレ防止&失敗対策)
- 6. 【イタグレシニアにおすすめの老犬介護グッズ】毛布をケージに固定する大きめクリップ(物干し竿クリップでOK)
- 7. 【イタグレシニアにおすすめの老犬介護グッズ】電気毛布・ペット用ヒーター(冬の寒さ対策)
- 8. 【イタグレシニアにおすすめの老犬介護グッズ】ペットカート(散歩サポート&多頭飼いに)
- 🐶 まとめ:シニアイタグレとの暮らしは、“ちょっとした工夫”がカギ
- 関連記事
🐾 イタグレシニアにおすすめの老犬介護グッズ8選
1. 【イタグレシニアにおすすめの老犬介護グッズ】ケージ(就寝・留守番・食事管理に)
足元がふらついてトイレの位置を外してしまったり、ボケによって予期せぬ場所で排泄してしまう…そんな時に頼りになるのが囲いのあるケージです。
特に就寝中や留守番中など、飼い主が見守れないタイミングでは、ケージ内での生活スペースを区切ることで安全性と清潔さをキープできます。また、多頭飼いの場合は食事の速度差対策にも。シニア犬は食べるのが遅くなりがちなので、他の犬にご飯を取られないよう、ケージで仕切ることがとても便利です。
逆に、場所に余裕があるご家庭には、組み立て式のサークルタイプがより柔軟に対応できておすすめ。
足元がふらついてトイレの位置を外してしまったり、ボケによって予期せぬ場所で排泄してしまう…そんな時に頼りになるのが囲いのあるケージです。
部屋のサイズに限りがあり柵の隙間から足を出してしまう危険性がある場合、以下のような折りたたみ式ペットサークルがおすすめです。
私も以前は以下のリンクのようなサークルを利用しておりました。現在は実家に帰る時などに大活躍しております。
部屋にある程度広さがあり、場所を確保できるようであれば組み立て式のサークルがおすすめです。現在我が家では組み立て式を使いシニアイタグレみるくちゃんが活動できる場所をなるべく広めに取るようにしています。
特に就寝中や留守番中など、飼い主が見守れないタイミングでは、ケージ内での生活スペースを区切ることで安全性と清潔さをキープできます。また、多頭飼いの場合は食事の速度差対策にも。シニア犬は食べるのが遅くなりがちなので、他の犬にご飯を取られないよう、ケージで仕切ることがとても便利です。

我が家では食いしん坊イタグレおりちゃんが常にみるくちゃんのご飯を狙っています・・・
2. 【イタグレシニアにおすすめの老犬介護グッズ】大量の毛布(保温&洗い替え&衝撃吸収に)
寒がりなイタグレシニアにとって、毛布は“何枚あっても困らない”存在です。我が家では、昔から使っていたボロボロの毛布に加え、Amazonで買い足した毛布が5枚以上+タオル3枚以上+元々持っていたタオル数枚でおそらく10枚くらいは常備。トイレの失敗時にすぐ洗い替えできるのはもちろん、ケージの壁にかけて衝撃吸収や断熱としても使えます。

イタグレシニアのみるくちゃん、16歳後半くらいから足元がふらつきよく頭をぶつけるようになりました。一回は目を傷つけてしまい病院に行く次第・・・。なるべくシニアさんに優しい環境を作ってあげるのはとっても重要です。
シニアになるとトイレの間隔やコントロールも難しくなるため、汚れてもすぐ交換できるよう、多めに用意しておくと安心です。薄手を多めに何枚か+厚めでガラガラ洗えるのを2枚ほど持っておくと安心だと思います。
3. 【イタグレシニアにおすすめの老犬介護グッズ】大きめのトイレシート(滑りにくく失敗防止)
小さいシートだと体の向きや歩幅に合わず、失敗や転倒の原因になることも。特にイタグレのように脚が長く、動作に幅のある犬種では、ワイドサイズ以上のトイレシートが断然おすすめです。
動かしにくく、ズレにくいことで“シニアの安定感”をサポートできます。寝起きや夜間のトイレミスが減るので、結果として清掃の負担も軽減。

我が家では元々頻度高く交換したかったため小さめのサイズを2頭ともに使っていたのですが、小さい方がずれやすくみるくちゃんが踏ん張りにくそうなのを見てここ最近ワイドサイズに変更しました。
4. 【イタグレシニアにおすすめの老犬介護グッズ】トイレシートの下に敷くマット(転倒防止)
足腰の弱りは人間と同じく、犬にも確実にやってきます。我が家のみるくちゃんも、ほぼ毎日どこかでひっくり返るようになりました。
転倒時の衝撃をやわらげるため、トイレシートの下にクッション性のあるマットを敷いています。また、フローリングよりも踏ん張りやすいのではないかという思いもあり引いています。
5. 【イタグレシニアにおすすめの老犬介護グッズ】トイレシート固定クリップ(ズレ防止&失敗対策)
トイレシートの四隅をクリップで軽く留めるだけで、シニア犬の滑り・ズレによる失敗が大きく減少します。
100円ショップなどで手に入る小さめのもので十分。ずれないことで足元の安定感が増し、シニア犬に排泄しやすそうに思います。
クリップはトイレシーツとマットもしくはトイレシーツ同士を止められれば良いので紙用の小さいクリップを利用しています。

特に小さめで動きやすいトイレシーツを利用している方にはおすすめ。大きめのに変えてからはそんなに固定する必要はなくなってきました。
6. 【イタグレシニアにおすすめの老犬介護グッズ】毛布をケージに固定する大きめクリップ(物干し竿クリップでOK)
これも我が家ではかなり活躍しているアイテム。毛布をしっかりとケージに固定することで、寝ている間に毛布を引きずっておしっこまみれになる…という事態を防げます。
また、しっかり包み込むように固定できることで、より落ち着いた寝床空間を作ってあげられるのもポイント。大きめサイズの洗濯用クリップなどがちょうど良いです。

正直固定しててもおしっこ引っかかっちゃったりもするんですが、ないより全然マシです。
7. 【イタグレシニアにおすすめの老犬介護グッズ】電気毛布・ペット用ヒーター(冬の寒さ対策)
寒さに弱いイタグレにとって、シニア期の冬は“生命線”と言っても過言ではありません。毛布だけでは保温が足りないと感じる場合、電気毛布やペットヒーターの使用がおすすめです。
「電気代が気になる…」という声もありますが、愛犬の健康と安心には代えられないと感じています。設定温度やタイマー付きの製品なら、過ごしやすい暖かさをキープできます。

正直イタグレさんたち寒さに弱いので・・・年齢関係なくペット用ホットカーペットは必須だと思います。おりちゃんも小さい頃から大好きです。
個人的に選ぶポイントは、温度調節が可能か・タイマーがあるかなどで私は選んでいます。
現在は犬用ベッドに乗る程度の多い私にしていますが、昔は電気毛布大きめのを活用していたこともあります。
8. 【イタグレシニアにおすすめの老犬介護グッズ】ペットカート(散歩サポート&多頭飼いに)
View this post on Instagram
体力が落ちたシニアイタグレと、元気いっぱいな若い子では、お散歩スタイルがまったく違います。
我が家では、体力のあるオリちゃんと、休み休みしか歩けないみるくちゃんを同時に連れて行くためにペットカートを導入。リュックタイプも持っていますが、目の前で様子が見られるカートの方が安心感があるのと飼い主である私自身の体力もあまりないため、カートの方が使用頻度も高いです。
抱っこでの移動がつらい方や、旅行先での移動手段としても非常に便利。特に女性やシニア飼い主さんにもおすすめです。
我が家で使っているのはピッコロカーネのカート。余裕で二匹のイタグレ乗れます。
Airbuggyのカートも人気ですが、かなりお値段も張るので私はピッコロカーネに致しました。
我が家ではAirbuggyのリュックを保有してます。ただし、こちらは一匹しか落ち着いて入ってくれないので、一匹だけと外出する際や、一匹しか抱える必要がない場合のみ利用しています。
🐶 まとめ:シニアイタグレとの暮らしは、“ちょっとした工夫”がカギ
イタグレがシニア期に入ると、生活の中で小さな変化や困りごとがたくさん出てきます。でも、それをほんの少しの道具や工夫でサポートできると、愛犬のQOL(生活の質)は格段に上がります。
この記事で紹介したグッズは、どれも実際にみるくちゃんと過ごす中で「本当に助かった」と思えたものばかり。
これからシニア期を迎えるイタグレと暮らす方、現在介護に向き合っている方の参考になればうれしいです。
関連記事



コメント